【災害救援自動販売機】無償提供してくれる自販機、その見分け方と取り出し方

    災害救援自動販売機とは、停電時でも無償で飲料の供給を受けられる自動販売機のこと。

    ふだんは普通の自動販売機として機能しているので、よく使う自動販売機が「実は災害救援自動販売機だった」、ということもよくあります。

    見分け方は、自動販売機の前面のパネル部分。「災害救援ベンダー」のポスターが貼られていたり、黄色のカバーにハンドルが内蔵されているものです。

    黄色のカバーの災害救援自動販売機は、内蔵されているハンドルを回せば発電できる、スマホ等の充電をすることもできます。

    意識しないと気付かないほど外観は普通の自動販売機ですが、いざというときに備えて場所を確認しておきましょう。

    災害対応自動販売機は、バッテリー式、ワイヤー式、ハンドル式の3種類があり、取り出し方が異なります。

    ■バッテリー式

    自動販売機の管理者が持っている専用キーにより非常用電源に切り替わり、商品ボタンを押すと商品が取り出せます。

    ■ワイヤー式

    自動販売機管理者が持っている専用キーで扉を開け、内部のワイヤーを引っ張ることで商品が取り出せます。

    ■ハンドル式

    黄色のカバーを外して、内蔵されているハンドルを回すことで発電し商品が取り出せます。非常用電源として100VコンセントやUSBコネクタの使用もできます。

    災害時に電力の供給が途絶えても、水分補給を叶えることでつながる命があります。人は1日に1500mlの引水が必要だとされています。ふだんから飲料を持ち歩いている人でも、自宅や避難所に着くまでに、飲料が足りなくなってしまうかもしれません。

    また、停電でコンビニや商店が閉まっていることも考えられます。

    そんなときに、この「災害対応自動販売機」の存在を知っていれば、飲料の提供を受けられる可能性があります。

    運良く飲料の提供を受けられることになったとき、大切なのは必要な分だけもらうこと。

    たくさんの人に恩恵が回るよう、必要量以上を受け取らないようにしましょう。

    また、非常事態だからと自動販売機を破壊して取り出すことも、絶対にやってはいけません。修理ができずに災害ごみとなってしまいます。正しく使用すれば、電力の供給が再開した時に、また普通の自動販売機として稼働して飲料を購入できるようになります。

    なんと言っても、限られたスペースで備蓄が叶うこと。その本数は、最大約500本。しかも、ふだんは普通の自度販売機なので、在庫管理や補充は飲料メーカーが担ってくれます。電池交換などのメンテナンスもフリーです。

    機種によっては、電力源になったり、Wi-Fiが使えたり、災害情報が電光掲示され、情報発信基地になるものも。また、非常時でもジュースやコーヒーなどの嗜好品が、不安な気持ちを落ち着かせる効果もあるそうです。

    いざ使う時がきたら、手順に従って正しく飲料を取り出しましょう。決して無理やりこじ開けないこと。修理不可能になった自動販売機は、災害ゴミになりかねません。

    また、必要な本数だけ取り出すこと。できるだけ多くの人に必要な飲料が届くよう、譲り合いながら利用しましょう。

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      小学生防災士「Hanna」と主婦防災士「Mama」の母娘による防災士ユニット。 「オシャレ×防災」をテーマに、地域防災の担い手となると若い世代と防災を繋ぐ情報を発信しています。 ★Hanna★ 防災士、防災介助士。 社会科の授業をきっかけに防災に興味を持ち、10歳で防災士と防災介助士を取得。LE SSERAFIMが大好き。 ★Mama★ 防災士、防災介助士、宅地建物取引士、保育士、児童発達支援士、発達障害コミュニケーションサポーター。2児の母。